エピソード1<続・思い起こせば>

梅田に映画を見に行き不思議な出来事に遭遇・・・

その頃、友達と2人で梅田に映画を見に行ったとき、まず丸ビルの最上階まで上がり、レストランの横のトイレに入り、個室に二人で入りタバコを吸った。何故、わざわざそんな事をするのか今では全然わからないが、何故だか楽しかったのを覚えている。その後、梅田コマシルバーという映画館に行き、松本清張の「張込み」を見に行ったときに人生一度きりの不思議な出来事に遭遇した。

館内は満員で俺たちは立ち見していた。退屈なストーリーだなと思っていると尻の辺りがさわさわする。そろ~と微妙なタッチだ。まだ若い俺はビックリしてどうして良いかわからず、映画に熱中して気付かない振りをしようと決め、じっとしていた。暫くすると、その人が前の方に移動して行き、立ち止まった横顔を見た俺は二度ビックリ。薄暗い中でもわかるほど色の白い、若く綺麗な女だった。

その年の秋にはまた事件があった。Gちゃんが銭湯の湯船の底に沈んでいたのを助けてもらい病院にかつぎ込まれた。それからというものGちゃんは銭湯の親父に一人では来てくれるなと言われた為、俺と一緒に行くようになった。カーちゃんに後になって聞いたところ、Gちゃんは俺と銭湯に行くのを楽しみにしていたそう。一緒に銭湯に行ったら、近所の客のおっちゃんが「息子と一緒でよかったなあ。」とGちゃんに声をかけていたのを何故か覚えている。ところが、冬になったある日、Gちゃんが道端でこけたらしいと聞いた。昔も今も老人がこけるのは一大事だ。Gちゃんは急に老け込み、ほんの何週間後には他界してしまった。

その後、タバコはカレントを自販機で買い、銭湯に行く道で吸ったり、夜中、散歩に出かけて吸う程度で月に1箱位だった。他の同級生が学校のトイレなどで見張り役までつけて隠れて吸っているのを知っていたが、仲間に入りたいとは思わなかった。「悪い事も皆ですれば怖くない。」っていうのは嫌いだった。




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そのコーヒー…焙煎されたのは



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